19 DEC/2023

SNSで意外な反響も? 2023年「“読者熱”が高かった記事」TOP3を編集部が厳選!

chika

前回の“推し記事”に引き続き、今回紹介するのは2023年で読者熱が最も高かった記事

記事公開後にSNSで思わぬ反響があったり、意外なところで好意的なコメントを頂いたり……?

一体どの記事が読者からの熱が高かったのか、編集メンバー3人がその記事を企画した背景とともにご紹介します!

編集者天野が選ぶ「読者熱」が高かった記事

転職時代の「1社で長く働く」を考える

編集者天野が選んだのは、10月にお届けした特集「転職時代の「1社で長く働く」を考える」より、新卒で入った会社に「長く居すぎた」という後悔を抱える3人にお話を伺った記事

同じ会社で腰を据えて働くからこそ得られるメリットは多い一方で、「漠然と長く居てしまう」ことの弊害があるのもまた事実です。

当事者である3人の女性の体験談から、最初の会社で良いキャリアを築くための「長く働く」を考えてみましょう。

【編集者 天野のコメント】

天野

新卒で入った会社で働いていた20代後半、私自身が感じていた悩みを元に企画しました。

1社で長く働くことは決して悪いことではないけれど、転職する友人や同期が増えていく中で、「1社しか知らないってどうなんだろう……」とモヤモヤした思いを抱えていました。

あれから10年近くたち(!)、世の中は「転職してキャリアを築く」ことがより当たり前になりつつあります。

だからこそ、新卒入社した会社で働き続ける不安は当時よりも大きくなっているのかもしれない。

そんな悩める20代女性たちに今後を考えるヒントを提供したいと思いました。

天野

転職が絡むテーマゆえにSNSなどで大っぴらにシェアしづらい記事ですが、個別メッセージで感想をいただいたり、記事を読んで自身の意見をブログに書いてくださった方がいたりと、思わぬ反響がありました。

私たちメディアは、転職や独立・起業など、明確なターニングポイントがある人を取り上げがちですが、同じ会社で地道にキャリアを重ねる生き方もある

そういう人たちの仕事人生にもしっかり目を向けていきたいと気持ちを新たにしました。

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編集者光谷が選ぶ「読者熱」が高かった記事

大木亜希子✕深川麻衣

編集者光谷が選んだのは、小説『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(祥伝社文庫)の作者である元『SDN48』の大木亜希子さんと、同作の実写映画で主演を務める元『乃木坂46』の深川麻衣さんのインタビュー記事

現在はそれぞれ作家、俳優としての活躍が目覚ましい二人ですが、過去には“元アイドル”の属性により固定観念を持たれることも多く、複雑な思いもあったと話します。

そんな彼女たちのエピソードから、周囲からの「〇〇だから」にまどわされることなく、「私は私」の働き方をしていくヒントを探ってみました。

【編集者 光谷のコメント】

光谷

「あの子すごいけど、やっぱり営業って女子が得だよね」

私が20代の頃、仕事で成果を出してる女性がそんなふうに言われているのをよく耳にしました。

努力して成果を出しても、「女子だから」「若いから」なんて言われてしまって、正当な評価を得られない。

映画『つんドル』公開にあたり、大木さんと深川さんという元アイドルのお二人に取材させていただくことになった時に思ったのが「アイドルという職業こそ、人一倍こんな悔しさを感じた経験があるのではないか」ということ。

セカンドキャリアを突き進むお二人が、どうやってその悔しさを乗り越えることができたのか。まさに今同じ思いをしている女性にヒントを届けたいと思い、この記事を作りました。

光谷

読者からは「向き合うべきは他人じゃなくて自分だったんだ」「私も勝手に世間一般から見られる姿を意識してたことに気づいた」などの声を多く頂きました。

周囲の声に惑わされることなく、自分の声と向き合うことは、決して簡単なことではないかもしれませんが、自分らしく生きていくためのきっかけにしてもらえたらと思います。

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編集者柴田が選ぶ「読者熱」が高かった記事

ぬいぐるみ保育園

編集者柴田が選んだのは、「ぬいぐるみ保育園」園長でFluffy Communications代表・金子花菜さんのインタビュー記事

30代前半まで大手広告代理店に勤め、華々しいキャリアを築いていた彼女ですが、周囲にぬいぐるみが好きだと打ち明けると「大人なのにおかしい」「痛々しい」という否定的な言葉を浴びたそう。

「それをきっかけに、本当の自分を隠して生きていた」と語る彼女ですが、現在は大好きなぬいぐるみを仕事にして幸せに働いています。

どうやってありのままの自分を受け入れて、自分らしい未来を手にすることができたのでしょうか。

【編集者 柴田のコメント】

柴田

別の編集メンバーから「知り合いで興味深いビジネスをしている方がいる」と教えてもらったのがきっかけで、ぬいぐるみ保育園の存在を知りました。

いわゆる“ぬい撮り”みたいなことをするサービスかと思いきや、よく調べてみるとウェルビーイング領域とぬいぐるみの可能性を追求していると記載があり、もっと深堀りして聞いてみたい……!と思い、取材させていただきました。

柴田

公開後、SNSでは「こんな先進的なサービスがあるなんて」という驚きの声や、「記事内の記念写真がほっこりした」などのコメントが寄せられました。

また、記事公開の翌月に私もぬいぐるみ保育園に参加させてもらったのですが、他の保護者(参加者)さんから「金子さんのインタビュー記事、良かったです!」と直接お声掛けいただき、うれしかったのを覚えています。

「ぬいぐるみ=子供のもの」というイメージを持つ人も少なくはないと思いますが、ウェルビーイング事業として大人でも興味を持ってくれる人がこんなにも多いのだと、改めて実感することができました。

記事内ではダイバーシティやマイノリティーについての記述もありますが、そこに結びつけることで、ぬいぐるみが元から好きな方に限定せず多くの方に共感いただける内容になっていると思います。

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2024年のWoman typeもご期待ください!

Woman typeでは2024年も引き続き、女性の仕事やキャリアに役立つヒントや、「いい転職」をかなえるために役立つ情報をお届けしていきます。

編集部一同頑張っていきますので、これからもぜひご愛読ください!

文/Woman type編集部