ももクロ・百田夏菜子、柏木由紀、島田晴香、最上もが…4人の有名人に学ぶ「コンプレックス」の乗り越え方

私たちから見ると、才能にあふれて自分に自信を持っているように見えるアイドルやタレントの女性たち。ただ、彼女たちでさえ人知れずコンプレックスと闘っていることも。
そこで今回は、自身のコンプレックスと向き合い、自分らしい働き方を体現している4人の女性たちのインタビューをピックアップ。
過去にWoman typeが取材をしたももクロ・百田夏菜子さん、柏木由紀さん、島田晴香さん、最上もがさんの記事から、彼女たちがどのようにコンプレックスを乗り越え、仕事でパフォーマンスを発揮しているのかを紹介します。
ももクロ・百田夏菜子:「自分の声が大嫌いだった」

アイドルとして、俳優として、輝きを増し続けている、ももいろクローバーZのリーダー・百田 夏菜子さん。
カメラの前で、ステージの上で、いつもファンを笑顔にする百田さんですが、コンプレックスに悩んだ時期があったと言います。
私、自分の声がすごくコンプレックスだったんです。
歌が思うように歌えないのはこの声のせいなんじゃないかって思っていて。いま考えると、声は全然関係ないって分かるんですけど(笑)
当時は、カッコいい歌声が出せないのは、「全部この声のせいだ」って考えていたんです。
すごく悩んでいた時期は、お母さんに「こんな声、嫌いだ!」って言っちゃったこともありました。
彼女はどのようにコンプレックスを克服し、自分の声を武器にしていったのでしょうか。
柏木由紀:「見た目にすごくコンプレックスがあった」

2024年4月にAKB48(以下、AKB)を卒業し、タレント、コスメブランド『upink』のプロデューサーとして幅広く活躍する柏木由紀さん。
自身のYouTubeチャンネル『ゆきりんワールド』では、すっぴんや肌荒れをも堂々と見せる等身大のメイク動画が大ヒット。
女性ファンからの共感の声が続々と寄せられていますが、YouTubeでメイク動画を始めたのは、「コンプレックスがきっかけだった」と話します。
自分の見た目にすごくコンプレックスがあって、それをメイクで変えられた経験があったので、YouTubeを始めることが決まった時に、ぜひそれを伝えられたらいいなと思ったんです。
彼女がメイクを通して見つけた、自分のコンプレックスとの上手な付き合い方とは。
島田晴香:「アイドルだったから仕事ができないと思われたくなかった」

アイドルグループ『AKB48』を卒業後、一般企業の会社員になり、その数年後に起業し、現在はアイドルのセカンドキャリア支援を行っている島田晴香さん。
会社員になった頃、「元アイドルだから仕事ができないんだ」と思われたくないというプライドが邪魔をし、成果を出せない毎日に苦しんだと当時を振り返ります。
当時の私は27歳。学生時代の友人たちは社会人4〜5年目。最低限のビジネスマナーすら身に付いていない私とはステージが違う。友人と会う度に自分と比べて落ち込んでしまって。
あの頃の私にとって、芸能界と一般企業は全くの別世界。
「アイドルの仕事=社会人経験」という感覚はなかったし、同世代の人たちから遅れを取っていることに気持ちばかり焦り、すっかり自信をなくしていました。
そんな周囲への劣等感があり、元AKB48であることを仕事で関わる人たちに知られたくなくて、ひたすら隠していた島田さん。
彼女が、「元アイドル」であることをコンプレックスから強みに変えられたのは、なぜだったのでしょうか。
最上もが:「繊細さは自分の欠点だと思っていた」

人気アイドルグループ『でんぱ組.inc』の元メンバーで、現在は映画、ドラマ、バラエティー、ファッション誌などを舞台に幅広く活動するタレントの最上もがさん。
HSPの気質を持つ彼女は、繊細であるあまりにうまくできないことに自己嫌悪に陥っていたと明かします。
これまで人から「考えすぎ」「気にしなければいい」と言われるたびに、なんで自分は他の人みたいにうまくできないんだろうと自己嫌悪に陥っていたし、繊細さは私の欠点なんだと思っていました。
そんな彼女ですが、HSPは「生まれ持った才能なんだ」とポジティブに捉えられるようになったといいます。彼女が考え方を転換できるようになるまでのストーリーを聞きました。