キャリアの可能性は無限大!「一生モノの仕事」を見つけたエンジニア女性たち
女性も生涯働き続けるのが一般的な時代。これからも仕事を続けていくために、「手に職」をつけたいと考えている女性は多いだろう。そんな中、注目を集めているのがエンジニアの仕事。最近では、女性活躍推進を国や企業が推し進めていることもあり、未経験女性の採用枠も増えている。
一方、「エンジニアは男性社会」というイメージも根強い。実際のところ、どんな女性たちが、どういった仕事をしているのか、イメージがつかないという人もいるのではないだろうか。
そこで今回は、過去にWoman typeで取材した“エンジニア女子”を3名ご紹介しよう。
『Yahoo!路線情報』を手掛けるエンジニア
ヤフー株式会社 斎藤広美さん
『Yahoo!路線情報』の開発を手掛けるヤフー株式会社の斎藤さん。2013年4月より開発本部のリーダーに就任。サービス開発だけでなく、管理職として人材開発などマネジメント領域にも業務を広げている。
「男社会」「技術第一」といったイメージが強いエンジニアだが、斎藤さんは「技術力よりも、伝える力や、課題発見能力の方がエンジニアにとっては大切」ときっぱり。その理由とは……? エンジニア職の仕事内容や、求められる素質について教えてもらった。
>>“伝える力”と“課題を見つける力”を磨けば未来が変わる! エンジニアの価値は技術力だけじゃない
社内の大型プロジェクトを仕切るPM
アメリカンファミリー生命保険会社 松島愛子さん
大学卒業後は某損害保険会社の経理を担当し、前職でシステムエンジニアの経験を積んで、05年にアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)に中途入社した松島さん。「長く働き続けられること」を軸に転職活動をして、現職へとたどり着いたという。
一般的にシステム開発は、複数のITエンジニアからなるチームで行われている。プロジェクトマネジャー(PM)とは、このプロジェクトチームの責任者。エンジニアチームを率いる立場として、松島さんが感じている仕事のやりがいや、今後の展望とは?
>>20代で2度の転職を経験した女性エンジニアが見つけた「長く働く」を叶えるために1番大切なこと
「好き」を活かしてキャリアアップを続けるエンジニア
エスユーエス株式会社 大葛香織さん
14年にエスユーエス株式会社に中途入社。経験豊富な敏腕エンジニアが多数勢揃いしている同社で、システム開発に携わりながら、組織のメンバー育成も務めている大葛さん。高校時代から独学でホームページを開設するなど、暇さえあればモノづくりに没頭してしまう性格で、仕事をする上でも「自分の好きなことを活かして成長したい」という想いからエンジニアの仕事を選んだそう。
「ゼロから1を作り出す作業は簡単な仕事ではありませんが、それだけにやりがいはすごく大きい」と上流工程を担うエンジニアの仕事の魅力を語ります。「生涯エンジニアとして成長したい」という大葛さんの願いが、確信に変わった理由とは?
>>「仲間と成長できる職場で働きたい!」“生涯エンジニア”で生きていきたい女性が見つけた会社選びの軸とは
「プログラミング」だけじゃない、エンジニアの仕事
ここまで3名のエンジニア女性を紹介したが、「エンジニア」といってもその仕事内容は多種多様。ざっくり、「プログラミングをしている人」というイメージを持っている人が多いかもしれないが、『type転職エージェント』のキャリアアドバイザー星野さんによれば、企画の視点やコミュニケーション能力が活かせるキャリアパスも多いとのこと。
「ある程度システムについて理解できるようになったら、今度はシステムそのものをどう作るかお客さまと折衝をする立場に回ることもできます。そのときに必要となるのは、お客さまが何を求め、ユーザーがどんな機能を必要としているのかを読み取る力。また、実際にシステムを作り始めたら、全体を見てディレクションをしたり、進捗管理をしたりといった業務も出てきます」(星野さん)
また、女性向けのWebサービスがますます増加している昨今。作り手に男性が多い中で、女性視点のアイデアは企業にとって貴重なもの。ユーザーに寄り添ったサービス・商品開発をするために、未経験でも女性エンジニアの採用に力を入れたい企業が多いのだ。
「手に職をつけたい」、「この先も長く仕事を続けていきたい」、「モノづくりが好き」……そんな想いがある女性であれば、「エンジニア」という選択肢に魅力を感じられるはず! 新しいチャレンジに興味を持っている人は、一度検討してみてはいかがだろうか。
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文/栗原千明(編集部)