“普通”を目指すことが自分の首を絞めている。「お仕着せの幸せ」から自由になろう【Woman type編集部】

生き方

働き方、暮らし方……私たちは日々、“どう生きるか”選択を迫られている。自由に生きられることは素晴らしいことだけど、正解がないからこそ迷う。ロールモデルもいない。不確かなことばかりで未来を保証してくれるものは何もない。

しかも、人生100年時代。

誰も経験したことのないこの変化の時代を、女性たちが仕事をしながら幸せに生きていくために、
私たちには何ができるのか。

「幸せって何?」「豊かさって何?」それってどうすれば見つかるの……?
Woman typeでは、そんな問いを数々の識者にぶつけてきました。

今年、皆さんから大きな反響をいただいた記事を5つご紹介します。

「家族をつくれば寂しくない」は幻想だ――母になった犬山紙子さんが“女の幸せ”地獄を振り返る

犬山紙子

「女は結婚して、子供を産むことが一番の幸せ」という価値観は未だに健在だ。世間が言う“女の幸せ”にまどわされず、自分の幸せを選びとるのは難しい。

今年第一子を出産したイラストエッセイストの犬山紙子さんも、悩める女性の一人だった。子どもを産むのか、産まないのか。後悔のない選択をするために、たくさんの女性に取材を重ね、著書『私、子ども欲しいかもしれない。』を書いた。“自分の幸せ”を見つけ、選ぶためには、どうすべきか。悩みから脱し、“自分の幸せ”に従って子どもを産んだ犬山さんに、その問いを尋ねた
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「幸せよりも、夢中になれることを探しなさい」少女漫画家・大和和紀さんから全ての女性へ。“豊かな人生”を送るための3つの助言

大和和紀

「豊かな人生」って何だろう。雑誌の見出しに踊るそのフレーズを見るだけで、つい羨ましくなってしまう。とは言え、自分にとって“豊かな人生”とは何か言葉にしてと言われても答えにつまる……。ただ何だかよく分からないけど、今、私たちはとても“豊か”であることに憧れを抱いてやまないのだ。

そこで、昨年画業50周年を迎えた漫画家の大和和紀先生にお話を聞いてみた。1975年、代表作『はいからさんが通る』の連載を開始。連載終了から40年が経つ今も、大和先生が生み出したヒロインは、時代を超えてなお私たち女性に元気と勇気を与えてくれている。そんな大和先生が考える、これからの時代の「豊かさ」とは?
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「私なんて」っていつまで言うつもり? 自分で自分を拷問するのは今すぐやめましょう 【ジェーン・スー】

ジェーン・スー

作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニストなど、幅広く活躍するジェーン・スーさん。これからの人生を、幸せに生きるコツは「臨機応変」と「まぁいっか」の精神にあると語ります

「『こんな歳にもなって』っていう価値観に縛られて、私たちはいろいろなものを遠慮してきたと思うんですけど、それがなくなっていく。つまり幸せの形が変わってくるわけじゃないですか。私たちにやるべきことがあるとしたら、幸せの形が多様になっていくことを推し進めていくことだけだと思うんですよ。

今、“お仕着せの幸せ”から9割9分の人が外れている。仕事が充実していて、自分の生活があって、旦那さんは家事に協力的でお子さんは優秀。そして家がキレイ。そんな人何人いるんだって話でしょ? これを幸せって言われちゃったらこれこそ無理ゲーってやつだし。多様性を浸透させていくことが、結果的に自分の首を絞めないことになる」

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「あなたの我慢は、誰も幸せにしない」北欧女子オーサが語るスウェーデン女子がハッピーな理由

オーサ

物質的には豊かだけれど、日本人の幸福度は低いと言われている。一方で、世界の幸福度ランキングで常に上位にランクインしているのが北欧の小さな国、スウェーデン。なぜ、スウェーデン人々は「幸せ」を実感しながら生きられるのだろう。エッセイ漫画『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』著者でスウェーデン出身のオーサ・イェークストロムさんに聞いてみた

「日本の女性は本当に頑張り屋だし、真面目だと思います。長時間労働もそうですが、『うちの会社はどうせ変わらないだろう。だったら自分が我慢しよう』って諦めちゃう。でも、それでは何もいいことって生まれないと思うんです。だからといって会社と闘わなくてもいい。一会社員が企業や社会の仕組みを変えるなんて難しいですから、疲れちゃいます。でも、そこから逃げることは簡単じゃないですか?」

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王子さまを探すより、「辞めたくない」仕事を見つけなさい――OECD東京センター長に聞く、人生100年時代の幸福論

OECD

民間企業出身者として初めて経済協力開発機構(OECD)東京センター長に就任した、村上由美子さん。世界の労働市場をよく知る彼女が考える、人生100年時代の幸福論とは

いつ結婚するか分からない、いつ母親になるか分からない。あるいは、生涯結婚しないかもしれないし母親になることもないかもしれない。不確かな未来に不安を感じる女性たちに向けて、村上さんはこんな言葉を贈ってくれた。まずはキャリアに情熱を注ぎましょう、と――。

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